2014/08/22

レイキと愉気



この数年、「ヒーリング」を深く理解するために 
改めてレイキと野口整体の文献を読みあさっている

そのなかで今現在で私が感じていることを書いてみようと思う。



てあて といっても 「 ヒーリング 」というものもたくさんあり、そして
野口整体の中での「 愉気 」という手法もある。
私がやっている「レイキ」そして「 愉気 」。
この二つをしっかり取り入れられたら
とても素晴らしいマニュアルができるのではないかと感じているのだ。

昨年、奈良の朱鯨亭さんの整体講座を学ばせていただき
少しずつ、ヒーリングの中にミックスしているが
ずっと氣になっていた「 愉気 」を実習でやってみてはじめて
すごく腑に落ちたところがあった。

てあて(愉気)は誰でも、できるのだ。
実習でヒーリングを一度もやったことの無いひとたちが
次々に手を当てるだけで身体を緩ませていく。

「出来る人がいる」のではなくて
「みんな出来る」のだ

ただそこに手を当ててぽかんとするだけ。
母親が小さい頃にやってくれた「あれ」だ。

ただ難しいのはそこで
例えば家族や自分といった
近い存在へのてあての場合
感情が入ってしまいぽかんとするのはとても難しい。
でもここが一番重要だと感じている。



じゃあ今までやってきたレイキはなんなんだと今度はレイキの文献を読みあさった。

他のヒーリングは様々な手法があるものの
レイキはどちらかというと”やっていくなかで「自己啓発」”がおこる感覚が今はしている。
臼井霊気療法学会の二代目会長の牛田先生は
「霊気療法は精神療法なので、病気を治すためには
そのひとたちの性格に働きかけるべきだ」と説いている。

そして面白いほど、レイキをやってきた方々はそのつど
身体の知識を生かして症状別の手を当てる場所のマニュアルを作ったり
伝えやすいように体系を変えたりと
個性を発揮しレイキを生かしている。

レイキをはじめた臼井先生は様々な仕事をし
「さとり」とはなにか?を追い求め山ごもりをし
一種の悟りを得る。
その副産物として手を当てると病気をなおしたりできるとわかり
「純粋に」それをひとに役立てようと生きたひとだ。

この「純粋に」がとても難しく、何か力を得たひとを教祖とし
宗教団体がいくつも出来ていた時代に
それをせずに、関東大震災で負傷したひとたちに手当をし続けた。

そのまっすぐさ。そしてその「治療」を体系化したしっかりしたマニュアルが残され
世界的に広まっているところが魅力だ。


一方、野口整体の野口先生は小さい頃から人の身体への興味が強く
それを生きながら実験してきた人だ。
ただそれを同じように行うには一種の「鍛錬」が必要だ。
文献を読むだけでもものすごい感覚の持ち主で霊能者だ。
諸説あるものの、人の死期さえいいあてられるようになり
「それは悲しすぎる」とお弟子さんたちに言われている始末だ。

野口先生の残した文献をみていると、只、手を当てているのではない。
「こういうタイプにはこう言う」だとかいう
経験者にしかわからないカウンセリング的な事例が数えきれないほどある。
ただこれは誰でもができるわけではない。的確な判断が必要なのだ。
”人を見る目”を培ってきた野口先生だからできたと言える。

結果、野口先生はほとんどの人や事例を治療することが出来るようになってしまい
「すべてをなおすことができるのが人のために良いことではない」という結論になり、
一時期からは治療をやめ、最終的には自己整体である「活元運動」を
提唱していたらしい。


つまりは、野口先生のように鍛錬をしなくてもある程度のところから
治療の感覚を感じやすいためにレイキがあるのではないか?と思っている。

そして光の根源を指し示すことで、イメージもしやすくなり
セカンド以降のマントラには密教のそれと同様に
それだけにもエネルギーをもち、うまく使うことで
自分の「念」を手当にこめてしまうというヒーリング初心者にありがちな
失敗を防げるという利点もある。

只、近年では「レイキは誰でもできる」という
キャッチフレーズだけが一人歩きしているように感じていた。

本当に「レイキ」も「愉気」もだれでも出来る。
ただそれはどれだけ深く向き合ったか、そして
感覚を磨いてきたか、経験を積んできたかであたりまえに
度量の差はあるのだ。
ここは西洋に渡って逆輸入された西洋レイキを学んだ人は特に
あまり認識していない部分だ。

私のまわりでもレイキを持っているけど使っていないというひとのほとんどが
西洋レイキの保持者である。

けれどそれは一部のもので
より施術する側もクリアな状態を保てるように
そしてクリアなエネルギーを流すことができるように、
たくさんの熱心な先駆者によって、レイキは進化していると感じている。


ただ、肉体的な内蔵や身体の部位だけではなく
もっと身体的に働きかけるために私は野口整体の手法を取り入れている。

というのもレイキはどちらかというとエネルギー帯に働きかける手当法であり
愉気は身体そのものに働きかける手法であるということがわかってきたから.....


最近の伝授ではその辺もお伝えできるようになり
マニュアルも改変している。

今月はモニターさんのご協力もあり療法の手法をより
深く見つめている。ひとのからだとこころはとても密接で
本当に興味深い。

これからより、アフターレッスンでフォローアップさせていただきたいので
長く、深くヒーリングを続けていきたいという方

そして今までレイキは学んだけどどう生かしてよいかわからない
出来ているかわからないという方へのレッスンもどんどんやっていきたいと思います

ぜひ、ご連絡くださいね^^




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